2018年3月27日Googleがモバイルファーストインデックス(MFI)を開始するとウェブマスター向け公式ブログで発表しました。これにより検索順位はどう変わるのか?モバイル化されていないサイトは下がっていくのかレポートしたいと思います。モバイルファーストインデックスは当初4月頃からの開始ではないかとブログでも紹介させて頂いておりましたが、4月を待たず開始になりました。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは?
Googleの検索エンジンのインデックスは今までパソコン主体でした。しかしながら、検索ユーザーの端末がPC主体だったのがモバイル端末主体に変わり、現在日本では検索の6割以上がモバイルからとなっています。世界的に見てもこの流れは変わりがなく、モバイルユーザーに対してより良い情報を提供するためGoogleはモバイルファーストインデックスという方向に移行したのです。
ポイントとなるのは、
「デスクトップ版の内容がモバイル版と大きく異なる場合、モバイル検索ユーザーに問題が発生する可能性がありました。」
という一文で、モバイル版のサイトを持っている場合、モバイル版がインデックスされるよということになります。
モバイルファーストインデックスとは、Googleの検索結果のコンテンツの集め方のことです。
モバイルファーストインデックスで順位が下がりそうなサイト
モバイル版を優先的にインデックスするということなので、いくらしっかりしたPC版のサイトを作っていても、PC版で表示されるコンテンツがモバイル版では表示されないようなサイトは順位が下がりそうだなと個人的には思っています。
PC版とモバイル版で差があるサイトは出来るだけその差をなくしていかなければならないでしょう。
モバイルファーストインデックスや、モバイルフレンドリー、検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド、レスポンシブを推奨については
モバイルファーストインデックスはいつからか?=2018年4月より
第3回 Google 検索エンジン最適化(SEO) スターターガイドの要約
こちらのブログに書いています。
ただ、次の要点に書くのですが、モバイルファーストインデックスは順位に関係ないけど、モバイルフレンドリーは順位に関係あるので、モバイルフレンドリーなサイトを持ってないと検索順位はさがっていくということになります。
ウェブマスター向けブログの要点
今後はモバイル版のコンテンツをメインにインデックスするよ
これは上記の通りなのですが、中途半端なモバイル版がある場合、そちらをメインにコンテンツの情報が検索結果に反映されてしまいます。
モバイルファーストインデックスに移行しているサイトにはGoogle Search Consoleで通知するよ
皆さんもSearch Consoleをお使いだと思うのですが、Googleから「君のとこのサイトはモバイルファーストインデックスにしたよ」というメッセージが届きます。
PC版だけしかなくても検索順位には関係ないので安心してね
検索順位にはモバイルファーストインデックスは関係ないと明言しています。
だけど引き続きモバイルフレンドリーなコンテンツを推奨していくよ
「モバイルで検索しているユーザーは、モバイルフレンドリーなコンテンツを検索結果からより簡単に見つけられるようになりました。」
との一文より、モバイルフレンドリーじゃないサイトは順位を下げると明言しています。
つまり、モバイルファーストインデックスは検索順位に関係ないけど、モバイルフレンドリーは検索順位に関係ある。
ということは…
結局、モバイル版のコンテンツの充実に力を入れなければ検索順位が下がります。
2018年7月から表示に時間がかかるコンテンツの順位は下げるよ
PageSpeed Insightsで自分のサイトの速度が測定できるので試してください。
サーバーの応答時間、画像の最適化、CSS・JavaScriptの縮小、レンダリングブロックしているJsとCSSの排除などのアドバイスがもらえます。
表示速度の速い、モバイル版のサイトが今後検索順位の上位を占めていきそうな感じがしました。
一層モバイル版のコンテンツ制作に注力していきましょう。